論文削除要請された 『親鸞思想』 -- 古田武彦「親鸞論」の思い出 (会報180号)
『朝倉村誌』(愛媛県)の「天皇」地名 古賀達也(会報181号)
令和六年、新年のご挨拶
「立正安国論」日蓮自筆本の「国」
古田史学の会・代表 古賀達也
「古田史学の会」会員の皆様、友好団体の皆様へ、令和六年、新年のご挨拶を申し上げます。
わたしたち「古田史学の会」は本年創立三十周年を迎えます。皆様の物心両面にわたるお力添えに感謝致します。新年は従来の諸事業(講演会・例会・会報・会誌出版・HP)に加え、インターネットによる配信事業、後継へのバトンタッチの準備も始めたいと考えています。本年も一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
元日に発生した能登半島大地震で亡くなられた方々、被災された皆様に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。〝一年の計は元旦にあり〟の言葉が今日は悲痛に響いています。元旦に起こった大地震が、わが国の現況を如実に顕しているようにも思え、以前に研究した日蓮の『立正安国論』(文応元年、北条時頼に提出)の一節が浮かびました。
〝旅客来りて嘆いて曰く、近年より近日に至るまで天変地夭、飢饉疫癘(悪性の流行病)、遍く天下に満ち、広く地上に迸る。牛馬、巷に斃れ、骸骨、路に充てり。死を招くの輩、既に大半に超え、悲まざるの族、敢て一人も無し。(中略)
世、皆正に背き、人、悉く悪に帰す、故に善神は国を捨てて相去り、聖人は所を辞して還りたまわず。是れを以て魔来り、鬼来り、災起り、難起ると言わずんばある可からず、恐れずんばある可からず。〟
今から三十年ほど前、『立正安国論』日蓮自筆本の研究をしたとき、「国」という字の「玉」に代えて「民」とする異体字を日蓮が併用していることを知りました。国の中心は「民」であるとする日蓮思想の現れと思い、そのことを古田先生に報告したことを記憶しています。〝国の中心に民がある日本国を取り戻す〟。このことを、近年うち続く「天変地夭・飢饉疫癘」は訴えているのかもしれません。「古田史学の会」も学問の分野で、〝失われた真実の古代史〟を取り戻すため、新年も前進します。
編集後記
会報一八〇号をお届けします。
さて、本会事務局長にして畏友正木裕氏にはいつも助けられています。本号も残頁の字数を連絡しますと、まさしくその字数通りに論文を仕上げてくれました。会報が常に頁ぴったりに収まるのは小生の手腕などではなく正木氏のお蔭なのです。
高松市 西村秀己
これは会報の公開です。
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