放送大学に古田史学サークルを 倉沢良典(183号)
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古田武彦記念古代史セミナー2024参加の記
千葉市 倉沢良典
令和六年十一月九日(土)十日(日)に八王子大学セミナーハウスで行われた一泊講演会に昨年に続き二回目の参加をさせて頂きました。昨年、夜の情報交換会の席上、「若い人を誘いましょう」と皆様に訴えました。私の家庭教師の教え子たちを誘えなかったので、言い出しっぺがこのままでは不味いと、次女に「何しろ食事が旨い。部屋も広々して、セミナーハウスの環境が素晴らしい」と声がけして、参加のOKを取り付けました。
中央線のキャンペーン中なので無料のグリーン車で快適に八王子に到着しました。野猿峠でバスを降りると、昨年井上氏の部屋で二次会をした井上肇さん達ご一行に今年も偶然に出会いました。
第一日目の特別公演は中村修也氏(文教大学教授)「唐の羈縻政策と白透江の戦い後の日本」でした。中村先生から二日目の最後の感想で「この時代を徹底的に議論する皆さんに接して、私も感化されました」(倉沢の記憶)とおっしゃられました。また荻上先生からは「中村先生は現役の歴史学教授で、この席に来てくれたこと自体が貴重です」(倉沢の記憶)とおっしゃられました。少しづつですが古田説を取り巻く状況が変わりつつあるのではないかと感じました。
一日目のその後は、大墨氏の古田史学概論(倉沢の命名)、新庄氏の倭京=藤原京説でした。記念撮影後夕食になり、それはそれは豪華な食事でした。漏れ聞くところでは荻上先生の格別のご配慮との事でした。同行した娘もおいしかったとの感想で安堵しました。
情報交換会は七~八名づつのグループに分かれての懇談でした。同席の方と親密になれた点は良かったのですが、全体を統括する方がいても良かったのではないかと感じました。
十一月の八王子の夜は冷えて暖房をつけたまま休みました。翌朝食はおしゃれなバイキング形式で、娘と「ママだったら喜んだだろうね」と亡き妻の事を語りました。
二日目第一番は、先行研究で日本書紀を文体からα群・β群に別ける研究を発展させた、日本書紀における天文観測・屋久島との交流等の内容から天群・地群・泰群と分類する谷川先生オリジナルなご発表でした。谷川先生ご自身からも荻上先生のまとめでも、この研究は理系の研究で言えば0次の研究であり、ここの土台がしっかりしていることが重要だと解説がありました。
その後は、阿部氏、大墨氏、國枝氏、黒澤氏と発表があり、パネルディスカッションになりました。八人の登壇者同士、又リモート参加者、会場参加者から活発に発言があり、充実した討論だったと感じました。
すっかり日が落ちた大学セミナーハウスをタクシーで帰路につきました。来年は皆様におかれましても、ぜひ若い人を連れて参加していただきたいものです。
これは会報の公開です。史料批判は『古代に真実を求めて』(明石書店)が適当です。
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