2013年12月10日

古田史学会報

119号

1、続・古田史学の真実
    切言
   古田武彦

2、観世音寺考
観世音寺と観音寺
  古賀達也

3、『管子』における里数値
  古谷弘美

4、すり替えられた九州王朝
  の南方諸島支配
  正木裕

5,「天朝」と「本朝」
「大伴部博麻」を顕彰する「持統天皇」の「詔」からの解析
  阿部周一

6、“「実地踏査」であることを踏まえた『倭人伝』の行程について“を読んで
  中村通敏

7,文字史料による「評」論
「評制」の施行時期について
  古賀達也

8.トラベル・レポート --
讃岐への史跡チョイ巡り
  萩野秀公

9.「春過ぎて夏来るらし」考
  正木裕

10,独楽の記紀
なぜ、「熊曾国」なのか
  西井健一郎

 

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邪馬壹国への道-- 魏志倭人伝の一大國と伊都國を訪ねて 白石恭子(古田史学会報117号)


トラベル・レポート

讃岐への史跡チョイ巡り行
二〇一三年一一月一〇日〜一一日

東大阪市 萩野秀公

 一一月一〇日(日)天気予報は雨(降水確率八〇%)。

 八時四五分 高速バスにて大阪駅出発。なにわのサブちゃんこと杉本三郎さん(当会会計監査)との二人づれ。
 一一時五五分 JR高松駅着、西村指令を受け琴電で移動。
 一二時三五分 琴電八栗駅にて西村さん(当会会計で現在高松にお住い)と合流。この駅でレンタサイクルを借り、まず讃岐うどんで腹ごしらえ。この時刻曇天降雨なし。
 一三時〇〇分 予め西村さんに用意していただいたコース(詳細な資料及びビニールカッパ付)にて史跡巡り開始。
 屋島近辺に点在する源平の戦いにまつわる史跡いろいろから、神櫛王墓(神櫛王は景行天皇の皇子で、ヤマトタケルの弟。記紀で表記の変らない数少ない人物のひとり。牟礼町教育委員会の表示ボードに「カングシ」とのルビあるも、西村さん曰く「神(ち)櫛王」「ちくしおう」では?とのこと)→喜岡城跡(現地表示は喜岡ではなく「高松」城跡で最寄の駅名も「古高松駅」である。元は高松の中心地。)・喜岡寺→塩釜神社→鵜羽神社(豊玉姫がウガヤフキアエズの命を生んだ所と伝えられているようです。ということは、神武天皇も屋島生まれ?)→八坂神社→大宮八幡宮→讃岐東照宮屋島神社。
 途中から雨がぱらぱらしだしたので用意周到のカッパを着用、鵜羽神社手前でついにどしゃ降りになり、お休みの店舗の軒を借り雨宿り約三〇分間。
 一七時〇〇分 レンタサイクルを返却し、終了。自転車は小型でも新車で電動三段切り替えの優れ物、上り坂も何のその快適サイクリングに二人とも大満足、雨カッパも大いに役立った。
 一八時〇〇分 宿のある片原町でチェックイン後反省会。場所はここも西村さん案内で昭和三十年代の雰囲気満載のレトロな居酒屋で・・・ここでの内容を思うまま筆を走らせると際限が無くなってしまうので機会を改める事とし、とにかく談議時間・食量・酒量共に満足度一〇〇%でした。
  料金は略

 一一月一一日(月)晴(降水確率二〇%)

 七時〇〇分 起床。朝食(バイキング)。
 八時四〇分 ホテル出発。西村さんは仕事で西村資料に従って二人で。
 九時〇二分 片原駅→琴電屋島駅 
 九時四五分 バス七分で屋島山上着。屋島寺→屋島城(やしまのき)(発掘修復工事中で縄張りがしてあったが誰もいなかったので遠慮がちに入らせてもらった。日本書紀の天智紀記述のある山城。現在復元工事中)→血の池。山上散策絶景写真撮影。
 一一時〇五分 バスにて下山。琴電で瓦町へ戻りここで少々早い昼食(やはりうどん屋で)。昼食後駅前でグッドタイミングで来た目的地方面の高松市民病院へ行くループバスに飛び乗る。しばらくしてそれが逆回りであることが判明。二〇分程のタイムロス。
 一二時三〇分 高松市民病院からタクシーで峰山公園へ。ぼくとつとした人の良さそうな運転手さんで帰り迎えを一五時に予約。
 一二時四〇分 石清尾山古墳群巡り開始。(長期間〈四?七世紀〉につくられた古墳群らしく種類が豊富。積石塚の群集墳は日本でもここだけらしい。前方後円墳はもちろん円墳、盛土墳、横穴式石室墳、他に珍しいのは猫塚古墳の双方中円墳で石積み式、一日目の神櫛王墓と同様とのこと)石清尾山一三号墳→石清尾山九号墳→石清尾山二・三号墳→猫塚古墳→姫塚古墳→小塚古墳→石船塚古墳→ここで時間切れ。予定九つのうち、鏡塚、北大塚古墳の二つを残念ながら断念。あのループバスの失敗が・・・・。
 一四時五五分 お迎えタクシーにJR高松駅へ。当方事情により待ち合わせ場所を変えたりして面倒をかけたのにお迎え料金は取られていない。なんとやさしい。
 一五時〇五分 JR高松駅。高速バスの時間待ちの間に駅前の「めしや」で2人だけの反省会。ループバスの逆回りも予定外の市内観光と考えることに。
 一五時四五分 高速バス乗車
 一九時〇五分 JR大阪駅着、解散。
  料金は略

             おしまい


 これは会報の公開です。史料批判は、『新・古代学』(新泉社)・『古代に真実を求めて』(明石書店)が適当です。

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