トラベルレポート
出雲への史跡チョイ巡り行
2014年5月31日〜6月2日 萩野秀公
東大阪市 萩野秀公
6月1日(日)の天気予報は晴れ(降水確率0%真夏日になりそう)
5月31日22時50分阪急高速バスにて阪急梅田駅出発(夜行バス途中3時間程運転手仮眠)前回同様なにわのサブちゃんこと杉本三郎さん(当会会計監査)との一泊三日変則日程での二人づれ。
6月1日7時30分JR出雲市駅着。 神々しい朝日に照らされて、颯爽と降臨、とはならず、就寝中にワープして放り出された感じ。あっと言う間の出雲は未だ活動前で、やっと見つけたコンビニでおにぎりを調達、最初の目標地点である『西谷古墳群』に向けて歩きだしましが、しばらくは真逆の方向へ歩いていました。商店街入り口で忙しなく準備中の中年夫婦に聞き、20分程のロスで済みました。ようやく道を正し、途中にある『日吉神社』に参拝し、ここで朝食のおにぎりをいただきました(やれやれ)。一応、下調べの認識では20分程の道のりのはずでしたが、現地到着時間は、な、なんと9時丁度(要1時間強)でした。ただ、現地にある『出雲弥生の森博物館』の開館時間でしたので、ここを先に見学し、西谷古墳群 1〜4号墳を現地踏査(特徴ある四隅突出型で2世紀ごろのものとの事)気温は既に30度、バテぎみで以後「レンタカーで回りましょう」と言う事になり、10時30分タクシーで出雲市駅に戻り、レンタカーを契約しようと事務所で手続き中に免許証を持って来ていない事が発覚。どうにもこうにもしようがなく、またタクシーで次の目的地荒神谷遺跡へ。そして10分位走った時、サブちゃんが、「あっ、さっきの博物館だ」と。そうです。ロスばっかり。この間の往復時間とタクシー料金、イタイです。
10時55分次の目的地『荒神谷遺跡』に到着。即、入館料205円を払い展示資料館へ。そして大量の銅剣などの発掘現場へ説明員(初老のおじさん)付きで。驚いたことは、偶然とはいえ「よく見つかったものだ」と言う事です。鬱蒼とした山の中で、人も殆ど入って来そうもない場所だったからです。今は観光地化され、容易に来て見ることができますが、発見当時は分け入ることすら難しかったのではと思いました。それこそ現地踏査でこそ想像できうると言うものです。ご存知の方も多いと思いますが、大量の青銅器が整然と並べられた状態で出土しており、明らかに人の手で埋納されたことが窺がえます。一体、誰が誰に指示されて、何故ここに、何の為に、どのようなひと達の手によって・・・古代史って本当に面白いですね。
12時20分タクシー移動で『賀茂岩倉遺跡』へ到着。ここでの感想も前と同じ、ここはさらに山深いように見えました。ただ前の荒神谷とは山越えの路があったようで当時は頻繁に行き来できたようです。
13時00分タクシーで昼食のために出雲大社前へ30分ほどの大移動。タクシー料金、イタイです。昼食は参道のお店で二人とも験担ぎのカツカレー、何と勝負をしているのか分かりませんがとにかくその日、二人の応援球団はそれぞれそろって勝ちました。
15時10分午前中はバタバタでしたが、ここで荷物を宿泊先に預けまして、路線バスにて『日御碕神社』へ到着。出雲国風土記に「美佐岐社」として記される古社で、祭神は天照大神と素戔嗚尊です。古文献では、天照は素戔嗚の姉であまり仲良くないように書かれているのが殆どですが、ここでは上の宮と下の宮の関係ではありますが、並んで祀られています。しかも素戔嗚が上の宮(神の宮)で、天照は下の宮(日沈の宮)です(二つの宮の総称を日御碕神社)。大きさは天照の日沈の宮のほうが大きいのですが、位置関係が妙(弟が上?)ですし、「日沈み」と天照の日昇・日照のイメージにも合いません。まあこのへんを確認に来たわけですが、やはりという感じ。神社側では位置関係や向きに於いて伊勢神宮との関係でそれなりの理屈をつけていますが、それは神宮創建以後のことであるのは明らかで、それ以前、各上の神であった素戔嗚を誰かが、その人の都合のよいように天照の弟に、しかもならず者に仕立ててしまったようです。私の持論ですが、出雲の神様は近畿天皇家にしか祟らない。むやみやたらには祟らないのです。もしそれが正しければ犯人は・・・【ここは要調査・研究・掘り下げです】
15時40分徒歩で島根半島最西端の日御碕灯台を巡り、サブちゃんのハナ唄をBGMにウミネコの島(経島)を横に観て、同時に凪いだ日本海の絶景を眺めながら「これなら楽々大陸までも行けたかも」などと古代人の渡海場面を想像したりして、旅の気分はやや上昇。
16時55分出雲大社前へ帰る路線バスで一つ手前の『稲佐の浜』で下車。古文献でも有名な浜辺を散策し、弁天島で日没風景を写真にと思っていましたが、少し早かったようです。待っても良かったのですが、疲れからかそうはせず大社前に向け歩き出していました。
18時10分バスでたった一駅の距離だったのですが、歩くとなんと30分以上かかってしまった。二人ともクタクタ、やっとの思いで「ビジネスホテル大社」にチェックイン。さあビールだ、夕飯だ、疲れた体に鞭打って反省会の場所を探しにあっちこっち、しかし、店という店はすべて終了していて、歩き回ったあげく結局唯一オープンしていたコンビニで、朝食の分まで買い込んでホテルに帰り、お部屋にて地味に反省会。
6月2日7時40分出雲大社参拝に出発。出雲大社は、それはもうどうもこうも出雲大社でした。今、旬の千家の門前で写真撮影を終え、大社前にあるスタバで一服(タバコはやりませんが)
9時30分大社に隣接した『古代出雲歴史博物館』に入館(¥610)。前日回った遺跡から発掘された出土物の殆どの本物はここに集められ、展示されているとのこと。じっくり見て回ろうと思ったら、とても時間が足りない。展示ガイド(¥1080)を思い切って購入しました。
11時40分大社前より路線バスにて出雲市駅へ。帰りの高速バスの時間待ちの間、昼食を兼ねての反省会。
13時30分出雲市駅発。途中2回の15分休憩がありましたが、あっと言う間に阪急梅田駅帰着、即解散としました。おしまい。
経費
交通費 宿泊代 飲食代 雑費 総合計 略
*今回は、ドタバタしたことやロスも多く、同行のサブちゃんこと杉本さんには申し訳なく思っています。ただ、長時間
の高速バスの旅でしたが、案外快適で、「3列シートにトイレ付」はお勧めです。今回の旅の体験の中で随所に脳裏をよぎったのは小林副代表(古田史学の会関西ハイキング担当兼任)のことでした。改めて偉大さを痛感致しました。長期にわたる定期(月一)開催の労に敬意と感謝です。今後も宜しくお願いします。皆さんもご参加下さい。身ひとつでOKですよ。
また、どなたか同じようなコースで出雲に旅をされる方がありましたら、宿伯は出雲市駅、そこからレンタカーでの史跡巡りを強くお勧めします(運転免許証をお忘れなく)。
これは会報の公開です。
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