すべての学問研究は「不思議に思う」心からはじまる。専門家と称する人に対しても「それは何故?」とくりかえして聞くと遂に説明できないところに達する。 これをスタートにしたいと古田武彦氏は書いている『「邪馬台国」はなかった』。そして科学とは、むづかしそうに見えても、その論理の内容、道理のすすめ方は、ふつうの頭の、普通の人間なら誰にでも納得できる。そういう性格のものである。 『ここに古代王朝ありき』。 不明のものは不明とすべきである。