古田武彦氏は三国志魏志倭人伝の解読から日本列島から船行一年(二倍年暦として六ケ月)の裸国、黒歯国を南米のペルー・エクアドル方面とした。 米国のエバンズ博士、夫人のメガーズ博士及び共同研究者たちはペルーの土器が日本の縄文土器と類似していることから、日本人の南米漂流説を立てた。両説は補強しあうものでありエバンズ夫妻と古田武彦氏の親交は続いた。 なお、エバンズ説の方が先行している。 『「邪馬台国」はなかった』(朝日文庫) 『海の古代史』−黒潮と魏志倭人伝の真実−(原書房)