古田武彦氏の著書、講演では、難解な言いまわしを避け、小学生にもわかるよう、用語や話のすじ道の選定に注意が払われており、またそのように心掛けるむねがのべられている。 これはまた読(視聴)者を「ごまかす」ことの難しい方法でもある。また常識に安住している読者たちに、常に奇抜とうつる着眼点を示してこられた。 読者は「目からうろこが落ちた」思いをし、論証に納得するのである。