神篭石 取り巻き守る 倭国の都

こうごいし とりまきまもる わこくのみやこ

神篭石 取り巻き守る 倭国の都

 神籠石(こうごいし)は山口県から北九州にかけて散在する、一大山城群である。山頂を囲む石垣群で、城壁か宗教的施設か争われたが、城壁説に決着した感がある。
朝鮮式山城との関連も考えられる。すべて画一的な工法により建造されており、この神籠石群が囲む範囲が、神籠石群を築造した権力者の守りたい範囲と考えるのが自然である。
 太宰府を中心とする倭国の都を守るように配置されており、大和を守るためではない。  

 この時期の都がどこにあったか議論の余地はない。

『失われた日本』−「古代史」以来の封印を解く(原書房)


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制作 古田史学の会