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市民の古代 第10集 1988年 市民の古代研究会編
10周年を期して

編集後記

◆本号で『市民の古代』は十周年記念号をむかえました。歴史学、考古学、哲学、文学、ジャーナリズム等のそれぞれの専門家による本誌に対する温かい励ましの玉稿と、当研究会にかかわるさまざまな知己の方々の言葉をいただきました。
 十年間をふりかえれば、やはり、読者諸氏の支えがなければ、本誌は十集まで続けられなかったでしょう。深く感謝したい。

◆本号のテーマは特集1に金石文を再検討しています。金石文は歴史研究の根本的な史料ですが、今なお謎や問題点も多く、論争となっているものです。どこまで、鋭く切り込めたか、読者諸氏のご批判を望みます(論文巻末に執筆者の住所を記しているのは、その為です)。インターネット上は住所は略。

◆本誌は実に多くの方々の協力によって発行することができました。編集は創刊号から変らず市民自身の手弁当による献身によっています。号を重ねるごとに専門家の原稿を多くいただくようになってきましたが、市民の論文それ自身もレベルアップをして来ています。しかし、ためらわず読者諸氏のご投稿を期待します。編集方針は創刊号より変わらず、「偉大なアマチュアの史学論集」(高橋徹氏の言葉)をめざして、市民の立場で古代の真実を追求することを堅持しています。

◆本誌のバック・ナンバーは既になくなり(八集・九集のみあります)、問い合わせ等に困っていましたが、十周年を記念して、新泉社のご厚意で合本『市民の古代』第一巻(一集 ー 四集)第二巻(五集 ー 七集)として刊行することができました。さらに、合本に際して、古田武彦氏、中小路駿逸氏の解説をいただきました。新泉社と両氏に深く感謝します。本誌と合わせて、是非お読み下さい。

     (編集委員会・藤田友治)


 これは参加者と遺族の同意を得た会報の公開です。史料批判は、『市民の古代』各号と引用文献を確認してお願いいたします。
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