手作り「古田史学いろは歌留多」

発刊にあたって

古田史学の会・代表

水野孝夫

 「古田史学の会」は古田武彦氏の実証的な歴史学研究に刺激され、氏の方法論と多元史観に基づいて日本の古代史を研究したいと考える人々の会であります。氏が著書で発表された古代史に関する結論は従来の常識になかった「邪馬壹国」論、「九州王朝」論をはじめ、記紀論、風土記や万葉集の解釈に至るまで多岐にわたっています。なお新資料の発見や方法論の深化により氏の初期の著作とは部分的結論は変化することもあります。
 古田武彦氏は本年には七七歳の喜寿を迎えられました。このお祝いとして「古田史学いろは歌留多」を作成して氏に贈呈することになり、会員の方々から歌を募集したところ、多数の応募があり、選考により贈呈分の四十八歌を決定し、大山寿美子さんの筆により歌留多を作成し誕生日に古田氏に贈呈を完了しました。各歌には作歌者の「古田史学」に寄せる想いが凝縮されています。
 各歌だけでは初心者にはピンとこないものがあると考え、作歌者の方々に解説文を作成していただき、文章の長さや文体の統一などの整合は私が調整させていただきました。古田武彦氏からも「よろこびの歌」と讃文をいただきました。読んでいただけば古田史学のエッセンスがわかり、また書道の手本としても利用できるものであります。歌留多および本集の企画を担当された木村賢司氏の努力に感謝いたします。
(二〇〇三・十一・十五記)


手作り「古田史学いろは歌留多」解説付冊子

発 行 日:2004. 1. 1
作句・解説:古田史学の会・有志
監   修:水野孝夫
歌留多 書:大山寿美子
企画 製本:木村賢司(古田史学の会・全国世話人)
頒   価: 500円(送料とも700円)

お断り
(木村賢司さんの制作された手作り「古田史学いろは歌留多」解説付冊子は、白黒コピー版です。
 コスト的にカラーでは制作できません。)


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