古賀事務局長の洛中洛外日記
第117話 2007/01/27

「原(ばる)」地名

  タレントのそのまんま東さんが宮崎県知事に当選されましたが、その報道によりご本名が東国原(ひがしこくばる)という大変珍しい名前であることを知りました。特に「原」を「ばる」や「はる」と読むのは九州の地名などに多く見られますから、由緒の深い苗字と思われます。
  ちなみに、福岡県には原田(はるだ)、佐賀県には中原(なかばる)・目達原(めたばる)という地名があります。私の故郷の久留米市にも太郎原と書いてダイロウバルという字地名があります。現地の正確な発音としては「デーロバル」だったような記憶があります。
  この「はる」地名ですが、海外にもあります。アフガニスタンのカンダハルやインドのタージマハル(宮殿名)などです。語源的に共通しているのでしょうか。更にはクアラルンプールのプールや、ハンブルグ・ルクセンブルグのブルグも「はる」地名と語源的な関係を推察させますが、いかがでしょうか。
  ところで、日本国内で「原」をはる・ばると読む地名の北限はどこでしょうか。どなたか、教えていただけないでしょうか。

 


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