古賀事務局長の洛中洛外日記
第102話 2006/10/10

古田武彦と「百問百答」

 本会の友好団体、古田武彦と古代史を研究する会(東京古田会)より素晴らしい一冊が上梓されました。『古田武彦と「百問百答」』という本です。同会会員より出された131の質問に対して、古田先生が答えられたもので、最新の古田先生の考え方や新説が満載となっています。
 同会の藤沢徹会長による「はじめに」の文章をお借りすれば、次のような新知見が紹介されています。
(1)「磐井の乱はなかった」理由
(2)唐は九州王朝の天子薩夜麻を何故釈放したのか。その政治的意義
(3)中大兄・中臣鎌足の白村江戦線離脱の戦略的評価
 いずれも古代史上の重要で興味深いテーマです。ちなみに、私の「九州王朝の近江遷都」説に対しても4頁にわたりご批判をいただいています。恩師から直接にご批判をいただけることに感謝したいと思います。
 おおいに触発される多彩なテーマが扱われており、お奨めの一冊です。


お求めは、 東京古田会(http://www.ne.jp/asahi/tokfuruta/o.n.line/)
(参考)古田武彦と「百問百答」(東京古田会編集発行頒布中)
ご希望の方は1冊につき¥1,000(送料込み)を、送り先を明記して、下記口座にお振り込み下さい。
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郵便振替口座: 00110−1−93080

 


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