古賀事務局長の洛中洛外日記
第96話 2006/09/01

祝・傘寿、古田武彦先生

 この8月8日、古田先生は傘寿、80歳を迎えられました。心よりお祝い申し上げたいと思います。誕生日当日、古田先生は屋島調査旅行の最中。木村賢司さんの心配りでバースデイケーキが用意されたとのこと。ローソクを吹き消す古田先生の写真を拝見しましたが、めっきりと白髪が増えられていることに、あらためて気づきました。
  思い起こせば、わたしが古田先生に初めてお会いしたのは、茨木市で行われた市民の古代研究会主催の講演会でした。その時、ちょうど先生は還暦を迎えられ、皆でお祝いしました。あれから20年が過ぎていたのでしたが、そのおり先生の傍におられた関西の方々の多くは鬼籍に入られ、あるいは離反され、気がついてみると、残っているのはわたしだけとなりました。しかし、木村さんのような新たな人々が、また先生の周りを幾重にも取り囲んでおられます。
  今、わたしは次の漢詩の一節を思い起こしました。

 年々歳々、花相似たり。
 歳々年々、人同じからず。

 なお、『古代に真実を求めて』10集は「古田先生傘寿記念特集号」にしたいと考えています。具体的な企画立案はこれからですが、皆様のご協力をお願いいたします。
  古田先生のご長寿を祈念いたします。


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制作 古田史学の会